特別展 江戸の戯画@大阪市立美術館 を見るために大阪へ
美術館に入ると国芳の金魚づくしの 百ものがたり と ぼんぼん のパネルが迎えてくれました^^
美術館の内部もちょっとレトロな雰囲気です。
展示内容は、6つに分かれていて、鳥羽絵(大阪を中心に人気となった笑いの絵画)、耳鳥斎(独特のユーモアで一世を風靡した大阪の絵師)、北斎、国芳、滑稽名所(幕末の三都を舞台に笑い倒す)、暁斎となっていました。
鳥羽絵…今回はじめてじっくり見ましたが、18世紀の大阪を中心に流行した軽妙な筆づかいの戯画。
描かれている人物たちが面白くて、目が小さくて、口が大きく、手足が細長い…という特長的な姿で描かれています。
江戸庶民を描いていると思うのですが、半裸の人(ふんどし姿とか尻端折りなど)が多いのよね…。
国芳は、江戸における戯画の名手!!
擬人化された金魚が愛らしい金魚づくしシリーズは、人気の作品。
この金魚づくしシリーズ9図が揃うのは、世界ではじめて!!
ベルギー王立美術歴史博物館から里帰りしたもので、とーーっても状態が良くて、感激の展示でした!!
海外に流出したお陰で、こんな綺麗な状態のものが見ることができるのねー。ありがたや、ありがたや。
(当時の日本では浮世絵は評価されていなかったからね…)
9図目の ぼんぼん は、2011年に初公開され、この発見により10図目制作の可能性が高まったそうです。
上方で出版された けんじゅつ (絵師不明)という金魚づくしのような浮世絵があるのですが、当時の上方では江戸の浮世絵を縮小して写したものが多く制作されていることから、国芳の けんじゅつ があるのでは?と言われているそうです。
今回、その けんじゅつ(絵師不明) も展示されていました^^
10図目が発見されたら、すごいよねー♪
↓ 9図が揃ったポストカードを記念に購入してきちゃった^^;
美術館を出ると目の前に通天閣が見えました!
お天気があまり良くなくて、どよーーんとしていますが…^^;
公園内を通って、ホテルに戻ります♪
by wvyumavw
| 2018-05-29 09:54
| 2018.4 大阪旅行