国立劇場開場50周年記念 近松名作集 冥途の飛脚@国立劇場 小劇場 

国立劇場開場50周年記念のラストは、近松門左衛門が生みだした珠玉の作品で締めくくられます。
第一部は、鬼界が島に配流となった俊寛僧都の悲運を描く 平家女護島。
第二部は、醤油屋の手代と徳兵衛と遊女お初の悲恋を綴る 曽根崎心中。
第三部は、飛脚屋忠兵衛が愛と理性の間で揺れる様を描き出す 冥途の飛脚。

どれも観たことはあるのですが、今回はどれを観ようか…悩みましたが、今回は第三部の冥途の飛脚を観ることにしました。
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夕方から始まるので、その前に何か食べてから行きたいな〜と思って、駅前にある麹町カフェで腹ごしらえをしてから行くことにしました^^
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店内は落ち着く雰囲気で、もっと早くからここを利用すればよかった…。
本日のパスタをいただきます♪
鳥ひき肉と大根のパスタでした。
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見た目も可愛らしい春っぽいパスタ。
一緒についてくるパンがいい具合の温かさで、ちょっとほっこりしました。
美味しかったので、国立劇場での観劇の時は今後も利用すると思いまーす^^
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食後にカフェオレをいただきながら、時間までまったり読書タイム063.gif
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さて、冥途の飛脚ですが、近松が59歳の時に実際にあった公金横領事件を題材に書かれたもので、曽根崎心中から8年後に書かれた作品となります。
忙しい飛脚屋の日常や廓の様子など当時の雰囲気をよく伝えていて、青年 忠兵衛が恋を原因に公金に手を出し、身を滅ぼしていく様子が描かれていて、愛と理性の間で揺れ動く男の姿をリアルに描き出しています。
また、愛する人に身請けされる喜びから一転、絶望の淵に追い込まれる遊女梅川の哀れさも見所の一つになっています。
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淡路町の段で、大金の300両を武家屋敷に届けようと出かけた忠兵衛が、つい梅川の元に向かってしまい、まっすぐ武家屋敷に行くか、その前にちょっと梅川に会いに行くかを悩むシーンがあって、まさに愛と理性の間で揺れ動くシーンなんですが、現代の私たちからみると(…って私だけかな?)優柔不断男の滑稽なシーンに見えてしまうんですよね…。
会場からも笑いがおこってましたが、本来はどういうシーンなのかなー。
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…で、結局梅川に会いに行って、そのお金を自分の金と偽って身請けの金として使っちゃうんですよね…。すぐバレるのにね…。
文楽の演目に出てくる男たち、中でも世話物系って、なんか情けない感じの男が多いわね…。
時代物は男気溢れるザ・男って感じだったり、豪気な男がいっぱいなのにね(笑)

冥途の飛脚ってタイトルは上手いね!って感じるけど、物語的には今ひとつ腑に落ちないものを感じる内容なんだよね…。
通しで見るとまた違うのかな??



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Commented by にゃあママ at 2017-02-21 11:44 x
いやもう、文楽に出てくる男の人は
優柔不断で身勝手でこんなの現実に
いたら張り倒したいくらいの
人が多いですよねwww

2月の東京は近松特集だったのですね。
大作揃いで豪華ですね!

最近は咲圃太夫と和生さんがお気に入りです(^^♪
Commented by wvyumavw at 2017-02-22 16:45
>にゃあママさん
こんにちは^^
ホントにねー。なんであんなにダメ男ばっかりなの!って思うけど、それが面白いのかもね…(笑)
今月は近松特集だったんですよ。
曽根崎心中は定番ですよね!!

私は、呂勢太夫と清治さんがお気に入りです^^
by wvyumavw | 2017-02-20 17:13 | イベント・観劇 | Trackback | Comments(2)

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