恒例 牡丹灯籠 志の輔らくご in 下北沢 2016 @本多劇場
夏の夜に牡丹灯籠を聴くってなんかいい感じですよね。
とっても楽しみにしていたんですが、牡丹灯籠ってカランコロン…っていうくらいの知識しかない…><
ちょっとくらい下調べしようかな…と思ったんだけど、きっと説明があるんじゃないか…と期待して、下調べせずに伺いました(笑)
開演すると、やっぱり最初に説明がありました。
全然知らなかったのですが、このお話、みんなが知っている有名なお露と新三郎の部分はほんの少しなんだそう!
お噺全体は、円朝師匠が30時間かけて演るほどの長ーーいものなんだそう。
…ってことで、名前がいっぱい貼ってあるボードが出てきました。
このボードを使って、30時間に及ぶ長いお話の筋書き説明していきます。
これがホントに面白くて、わかりやすいんですよね!!
おおよそ1時間くらい説明があって、15分の休憩。
二幕目は後半のお話なんだけど、それは高座で…
最初の人物説明をボードを使ってしてくれなかったら、よくわからなかったかも…と思うくらい、複雑に入り組んだ人間関係。
幽霊の愛憎の物語だと思っていたお話はそれだけではなく、仇討ちの物語をベースに欲に目がくらんだ悪人の話がからんだ複雑な人間模様を描いたお話でした。
二幕目は1時間半くらいあったと思うのですが、お噺にグッと引き込まれてあっという間の出来事でした。
噺の途中、聴いている私たちの集中力が切れそうになる頃合いに息抜きのように雑談が入るんです。
これも上手い演出ですよねー。
そして、その雑談の内容も面白いんですよね。
談志師匠の家で修行をしている頃の話やこの牡丹灯籠を演っている時の思わぬ人との面会の話など…。
人の縁って不思議なものだなーと思うエピソードなんですが、
円朝師匠が30時間かけて高座で語った牡丹灯籠を口述筆記された方がいらしたお陰で、今この噺を演れる…というエピソードを披露されるのですが、その筆記者のお孫さんが偶然いらしてた…とか。
毎年恒例のようなので、また聴きに行きたいな♪
by wvyumavw
| 2016-09-19 23:00
| イベント・観劇